book. 「ふたりぶんのしあわせ」






このたび、初めての本が出版されることになりました。
タイトルは「ふたりぶんのしあわせ」。
写真詩集で、ピエ・ブックスからの発売です。


※ブルータス(8/15号)で紹介されました。ありがとうございます!
※暮らしのおへそ(vol.8)で紹介されました。(プレゼントもあります!!)



今年4月の満月の日。
ともだちのフォトグラファー、さこりんから
とつぜん電話があったのが、すべての始まりでした。
「みくりーん、オシゴトの話なんだけど…」
そのタイミングがあまりにもよかったので、
なぜか「これは、ぜったいにうまくいく!」と直感して
内容もほとんど聞かないまま、「やる!」と即答。

よくよく話を聞けば、写真詩集のお話で、
彼女の写真に、私が詩を書く、というものでした。

さこりんとは、4〜5年前に知り合って以来、
そんなにひんぱんに会ったりはしないけれども、
いつも目のはじっこでお互いの存在を確認している、
でも大事なポイントではちゃんと会っている、というスペシャルな関係で
たぶん他の人に言っても通じないだろうな…ということが
ビシバシ通じ合ってしまう、レアなともだち。
いつか、一緒に本が作れたらいいね、と当時から話していました。


じつは3年ほど前、他の出版社から本を出すという話があって
途中までやって、うまくいかなかったことがありました。
その時、私の作風を理解してくれる編集者さんは一体どこにいるんだろう…と思い、
たまたまデスクにあった、ある本を開いて
「この本を作った人だったら、わかってくれそう…」と
連絡先を控えたものの、そのままになっていました。

今回、ピエ・ブックスの担当編集者さんに初めて会った時、
彼女は言いました。
「その本、わたしが担当したんです」
そう、まさに、私が会いたいと思っていた、その人だったのです。
しかも、もし当時私から連絡していたとしても
彼女はちょうど産休に入ったところで、連絡はつかなかったことも判明。
今、出会うべくして出会い、この本ができました。

写真は、中川正子による、ほぼ撮り下ろし。
(じつは、半分ほど、私の部屋で撮影しています)
詩は、46遍、すべて書き下ろしです。



「ふたりぶんのしあわせ」(写真詩集)

写真・中川正子  詩・カサイミク
発売元:ピエ・ブックス
定価 1,280円(税別)
2009年8月発売
※全国書店の、写真集のコーナーに置かれる予定です。


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どうか、
すべての両思いという名の片思いの人に、
この暗号が届きますように。