special 「わたしの脱皮プロジェクト」


きちゃった。わかっちゃった。
そうだったんだ、私は○だったんだ。

私はこれまで、自分は「欠けている」と思っていた。
何かが足りない、欠けた存在なのだと。
だから、そこを埋めてくれるような「何か」や「誰か」が
必要なんだと思い込んでいた。

でも私は、最初から、すでに○だった。
欠けてなんかいなかった。
何も足りなくなんかなかったんだ。





「おぎゃあ〜〜〜!!!」

私は産声をあげた。(本当に)
うす暗いエステティックサロンの個室のベッドの上で。